![]() 改良された無線中継器可制御性
专利摘要:
無線中継器は、タイムスロットスケジュールを決定するように構成される第1の解析器(22B)を含む。無線中継器は、決定されたスケジュール内でタイムスロットのアップリンク/ダウンリンク増幅要求を含む制御メッセージを受信する手段(A1)も含む。第2の解析器(22A)が、受信した制御メッセージからアップリンク/ダウンリンク増幅要求を抽出するように構成される。制御ユニット(24)は、抽出された増幅要求に応じてタイムスロット中にアップリンク増幅およびダウンリンク増幅をオン/オフするように構成される。 公开号:JP2011507366A 申请号:JP2010537259 申请日:2007-12-14 公开日:2011-03-03 发明作者:アルムグレン,マグヌス;スキラーマーク,パー 申请人:テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル); IPC主号:H04W52-38
专利说明:
[0001] 技術分野 本発明は、一般には無線ネットワーク内の無線中継器に関し、特に、このような中継器の動作の可制御性を改良する方法および装置に関する。] 背景技術 [0002] 背景 無線中継器の配備は、無線ネットワークカバレッジの性能を強化するために可能な手段である。通常、無線中継器には、異なる位置に配置された2つのアンテナが設けられる。入力信号が一方のアンテナで受信され、増幅され、他方のアンテナで送信(転送)される。中継器アンテナは、通常、アップリンクおよびダウンリンクで異なる様式で使用される。ダウンリンク信号の受信に使用されるアンテナは、増幅されたアップリンク信号の送信にも使用され、逆もまた同様である。] [0003] TDD(Time Division Duplex:時分割複信)無線ネットワークでは、アップリンク送信およびダウンリンク送信は、同じ搬送周波数に時分割多重される。したがって、TDDネットワーク内の無線中継器は、アップリンクおよびダウンリンクを同時に増幅すべきでない。その代わりに、無線中継器は、どの方向(アップリンクまたはダウンリンク)が現在アクティブであるかを何らかの方法で決定し、それに従って動作しなければならない。タイムスロット使用(アップリンクまたはダウンリンク)が時間と共に且つセル間で変化するシナリオは、特に困難である。] [0004] 米国特許出願公開第2007/0015462A1号には、移動体に送信されるTDDスケジュールを中継器でも受信して解析することに基づいて、この問題に対処する方法が記載されている。このスケジュールからダウンリンクおよびアップリンクの使用される期間を抽出することにより、増幅を時間的に2つの異なる方向に分けることが可能である。しかし、この方法の欠点は、中継器が、すべての移動体、すなわち、ユーザへの信号およびそれらからの信号を、実際に必要があるのか否かに関わらず、増幅することである。これは増幅を必要としない接続に対して電力を無駄にするのみならず、不必要な干渉も生じさせる。] [0005] FDD(Frequency Division Duplex:周波数分割複信)の無線中継器は、アップリンクおよびダウンリンクの両方で同時に送信できるが(2つのリンクが異なる周波数帯を占有するため)、それもやはり、無線中継器はTDDシステム内の無線中継器と同じ欠点を有する。すなわち、すべての移動体またはユーザへの信号、および移動体またはユーザからの信号を、実際に必要があるのか否かに関わらず、増幅する。] 発明が解決しようとする課題 [0006] 概要 本発明の目的は、消費電力および生成される干渉を低減するように、無線中継器内のアップリンクおよびダウンリンクの増幅の改良された可制御性を提供することである。] 課題を解決するための手段 [0007] この目的は、添付の特許請求の範囲に従って達成される。] [0008] 簡潔に言えば、基地局が、無線中継器増幅が必要な無線リンクを決定し、決定された無線リンクに関連するタイムスロットの増幅要求を含む無線中継器制御メッセージを形成する。次に、これら制御メッセージは送信される。これら制御メッセージを受信した中継器は、これら制御メッセージを使用して、増幅が必要な無線リンクのみが増幅され、それにより、消費電力および生成される干渉の両方を低減するように、増幅を制御する。] [0009] 本発明は、そのさらなる目的および利点と共に、添付図面と併せて行われる以下の説明を参照することにより最良に理解することができる。] 図面の簡単な説明 [0010] 図面の簡単な説明 無線中継器を含む無線ネットワークの簡略ブロック図である。 例示的なTDDフレームの無線フレーム構造を示す時間図である。 本発明による無線中継器の実施形態を含む無線ネットワークの簡略ブロック図である。 図3内の無線中継器の異なる構成を示す。 基地局における無線中継器制御信号の生成を示すフローチャートである。 図5の方法を実行する装置の実施形態のブロック図である。 制御メッセージ構造の実施形態を示す。 制御メッセージ構造の別の実施形態を示す。 本発明による無線中継器の別の実施形態のブロック図である。 複数搬送波システムの原理を示す時間−周波数図である。 本発明による無線中継器の別の実施形態のブロック図である。 複数搬送波システムに適した制御メッセージ構造の実施形態を示す。 タイムスロットに関連する制御メッセージの例を示す。 図13の制御メッセージの理想的なフィルタ伝達関数を示す。 タイムスロットに関連する制御メッセージの別の例を示す。 図15の制御メッセージの理想的なフィルタ伝達関数を示す。 タイムスロットに関連する制御メッセージのさらなる例を示す。 図17の制御メッセージの理想的なフィルタ伝達関数を示す。 本発明による無線中継器制御方法を示すフローチャートである。 いくつかの無線中継器を有するセルを示す。 制御メッセージ構造の別の例を示す。] 図13 図15 図17 図3 図5 実施例 [0011] 詳細な説明 この説明は、ダウンリンクおよびアップリンクが同じ周波数帯を使用するが、同時には使用しない典型的なTDDシステム内の無線中継器を参照することにより、開始される。後述する本発明の原理は、他のシステムで使用可能であるが、TDDシステムは、基本的な問題および提案される解決策を説明するのによく適している。] [0012] 図1は、無線中継器10を含む無線ネットワークの簡略ブロック図である。中継器は、基地局BSにより送信され、第1のアンテナA1により受信される無線信号を増幅するダウンリンク(電力)増幅器PADを含む。次に、増幅された信号は第2のアンテナA2で再送信される。同様に、無線端末MSから送信された無線信号は、アンテナA2により受信され、アップリンク(電力)増幅器PAUにより増幅され、アンテナA1で再送信される。米国特許公開出願第2007/0015462A1により対処される問題は、増幅器PADおよびPAUが正しいタイムスロットで、すなわち、ダウンリンクタイムスロットおよびアップリンクタイムスロットそれぞれの間で、アクティブであることをいかにして確認するかである。米国特許公開出願第2007/0015462A1号に記載される解決策は、移動体のみならず無線中継器10でも、基地局BSにより送信されたTDDスケジュールを検出することに基づく。このスケジュールは、ダウンリンクおよびアップリンクの期間を決定する。この情報を抽出することにより、無線中継器10は、一時に1つのみの方向において増幅し送信することが可能である。] 図1 [0013] 米国特許公開出願第2007/0015462A1に記載の方法は、タイミング情報のみに基づく。しかし、これは、基地局により処理されるすべての無線リンクが、実際の増幅する必要性に関わりなく、無線中継器により増幅されることを暗示する。これは、電力を無駄にするのみならず、問題を悪化させ、無駄に使われた電力は無線ネットワーク内に干渉も生み出す。] [0014] 例示的なTDD無線フレーム構造を図2に示す。この例では、TDD無線フレームは、アップリンク(↑)またはダウンリンク(↓)トラフィックに使用できるか、またはアイドル(○)であることができる、16個のタイムスロットを含む。本発明の文脈の中では、アイドルは、必ずしも、タイムスロットが非アクティブである(いかなる情報も含まない)ことを意味しない。アイドルは、単に、スロットが無線中継器によるいかなる増幅も必要としないことを意味する。どのスロットが増幅を必要とし、どのスロットがアイドルであるかを決定する手順については、図5および図6を参照して、より詳細に後述する。] 図2 図5 図6 [0015] 図3は、本発明による無線中継器20の実施形態を含む無線ネットワークの簡略ブロック図である。無線中継器は、基地局BSにより送信された制御メッセージを受信する。これら制御メッセージは、TDD無線フレーム内のタイムスロットに関連する増幅要求を含む。このようにして、アンテナA1で受信された、基地局BSからの信号は、増幅要求を抽出して、増幅器PADおよびPAUの動作を制御する制御ユニット24に転送する解析器22により解析することができる。制御ユニット22は、対応するタイムスロットの増幅要求に応じて増幅器をオンまたはオフにする。スロットのタイミングは、解析器22が、基地局がセル内の移動体にブロードキャストしたTDDスケジュールを調べることにより得ることができる。異なる構成を、図4(a)〜図4(c)に示す。ダウンリンク(↓)タイムスロットの場合、図4(a)に示すように、増幅器PADのみがオンになる。アップリンク(↑)タイムスロットの場合、図4(b)に示すように、増幅器PAUのみがオンになる。アイドル(○)タイムスロットの場合、図4(c)に示すように、両増幅器はオフになり得る。] 図3 図4 [0016] 図5は、基地局における無線中継器制御信号の生成を示すフローチャートである。ステップS1において、基地局は、無線中継器の増幅を必要とする無線リンクを決定する。ステップS2は、決定された無線リンクに関連するタイムスロットの増幅要求を含む無線中継器制御メッセージを形成する。ステップS3は、無線中継器制御メッセージを少なくとも1つの無線中継器に送信する。] 図5 [0017] 図6は、図5の方法を実行する装置の実施形態のブロック図である。基地局BSは、アップリンク上で受信した信号の強度を測定し、アップリンク信号強度解析器30において測定値を解析する。同様に、ダウンリンク信号強度解析器32が、基地局により処理されるセル内の移動体からのダウンリンク信号強度リポートを解析する。解析器30,32は、信号強度を閾値(アップリンクとダウンリンクとで等しくてもよく、または等しくなくてもよい)と比較する。信号強度が関連する閾値未満に下がった場合、対応する無線リンクには、無線中継器による増幅が必要であり、その他の場合、増幅は必要ない。解析器30,32は、増幅を必要とする無線リンクに対応するタイムスロットの増幅要求を増幅要求記憶装置34に転送する。記憶装置34からのタイムスロットおよび増幅要求情報は、1つまたは複数の中継器に送信される制御メッセージを形成する制御メッセージ生成器36に転送される。] 図5 図6 [0018] 図7は、制御メッセージの実施形態を示す。この実施形態では、2ビットが各タイムスロットに割り当てられる。1ビットが、増幅器PADのオン/オフ状態を制御し、他方のビットが増幅器PAUのオン/オフ状態を制御する(例えば、「1」は「増幅器オン」を示し、「0」は「増幅器オフ」を示し得る)。TDDシステムでは、通常、各フレーム内の最初のタイムスロットは常に、ダウンリンクフレームである。したがって、図示の制御メッセージは、好ましくは、このスロット内に含まれる制御チャネルにより送信される。制御メッセージは、関連するフレームの1フレーム先に送信されて、次のフレームに適用される増幅要求がもしあれば、それに向けて中継器を準備させる。] 図7 [0019] 図8は、制御メッセージの別の実施形態を示す。このメッセージ構造は、各タイムスロットに1ビットのみを使用し(2ビットに代えて)、中継器に増幅をオンにすべきか、それともオフにすべきかを伝える。この制御メッセージ構造に適した無線中継器を図9に示す。図3の実施形態と同様に、解析器22の部分22Aが増幅要求を抽出して、増幅を制御する制御ユニット24に転送する。この実施形態では、アップリンクからダウンリンクへの増幅方向を逆にし、同様にダウンリンクからアップリンクへの増幅方向を逆にする、2つのスイッチSW1,SW2により制御される1つのみの増幅器PAがある。無線中継器はアンテナA1においてTDDスケジュールも受信するため、解析器22のTDDスケジュール解析器部分22Bは、それに従ってスロットのタイミングを決定し、スイッチSW1,SW2を操作することができる。] 図3 図8 図9 [0020] 本発明について、これまでTDDネットワークを参照して説明したが、同じ原理をFDD(周波数分割二重)ネットワークで使用することも可能である。FDDネットワークでは、アップリンクおよびダウンリンクが異なる周波数帯を使用し、無線中継器が両方を同時に増幅し得ることは確かである。しかし、それでもやはり、増幅器をオンオフすることが望ましいであろう。例えば、基地局は、無線端末での受信品質が増幅なしでも許容可能なことを知り得る。このような場合、信号の増幅は無駄である。さらに、増幅はネットワーク内の干渉レベルを増大させる。] [0021] 上述の説明は、基地局と移動端末とのリンクが送信帯域幅全体を占有する場合に焦点を当ててきた。これは、例えば、時分割または符号分割多元接続(それぞれTDMAおよびCDMA)の場合である。しかし、本発明の基本原理は、タイムスロット中に利用可能な帯域幅が周波数分割多元接続(FDMA)により共有されるシステムに使用することもできる。FDMAは、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)ネットワークで容易に達成し得る。OFDMでは、帯域幅は複数の副搬送波を含み、データシンボルは並列にこれら副搬送波を介して送信される。異なる副搬送波を異なるリンク(ユーザ)に割り当てることにより、利用可能な帯域幅をいくつかのリンクで共有することができる。これは、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)と呼ばれることもある。] [0022] FDMAシステムでは、タイムスロットは、多くの副帯域を含む。しかし、所与の無線リンクに割り振られる副帯域の数は、図10に示すように、利用可能な帯域幅の一部分のみを占有し得る。各タイムスロットがいくつかの無線リンクを含み得ることに留意する。図10では、グレーで示される無線リンクは増幅を必要とし、アイドル無線リンクは白色である。無線リンクが、図示のフレーム内のスロット1に示すように、時間に伴って帯域幅を変更し得ることにも留意する。OFDMAシステムでは、副帯域は通常、いくつかの副搬送波を含み、無線リンクは1つまたはいくつかの副帯域に割り当てることができる。] 図10 [0023] FDMA複数搬送波システム内の無線リンクは、タイムスロット内で利用可能な全周波数帯に満たない周波数帯を使用し得るため、実際には、増幅が必要な場合に増幅すべきなのは、リンクにより使用される副帯域のみである。これは、図11に示すように、無線中継器内でのフィルタリングにより達成することができる。図11内の実施形態は図9の実施形態と同様であるが、この場合、調整可能フィルタ26が増幅器PAの前に挿入されている。増幅器PAはタイムスロット中にオンにし得るが、実際に増幅される周波数帯は、制御ユニット24により制御されるパラメータである調整可能フィルタ26の伝達関数に依存する。フィルタパラメータは、図12〜図16を参照して説明するように、増幅要求を解析することにより得ることができる。] 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図9 [0024] 図12は、複数搬送波システムに適したフレームの制御メッセージ構造の実施形態を示す。各副帯域SB1,SB2,・・・,SBKには、無線中継器による増幅が要求されるか否かを指定する1ビットが関連付けられる。この例では、フレーム長はタイムスロット16個分であるが、より多数またはより少数のスロットも可能である。一例では、フレーム長はタイムスロット1個分であり得る。] 図12 [0025] 図13は、タイムスロットに関連する制御メッセージの例を示す。グレーエリアは、無線中継器による増幅を必要とする無線リンクの副帯域を表す。残り(白色)のエリアは、増幅を必要としないか、または情報を含まない。すなわち、アイドルである。] 図13 [0026] 図14は、図13の制御メッセージの理想的なフィルタ伝達関数を示す。この場合、フィルタは、増幅を必要とする副帯域により占有される周波数帯を変更せずに増幅器に渡し、残りの周波数を抑圧するバンドパスフィルタである。実際には、通過帯域外のフィルタ特性は、信号がこれら周波数帯内で抑圧されて、干渉の発生が回避される限り、重要ではない。実際には、通過帯域内のフィルタ特性も重要ではない。したがって、フィルタ伝達関数振幅が通過帯域内で平坦である必要は必ずしもない。したがって、通過帯域(pass−bands)から消去帯域(stop−bands)まで段階的に低減するフィルタ伝達関数振幅を有する任意のフィルタが実現可能である。一般的な概念は、消去帯域よりも通過帯域を強く増幅することである。] 図13 図14 [0027] 図15は、タイムスロットに関連する制御メッセージの別の例を示す。この場合、増幅を必要とする、異なる周波数帯を占有する2つの無線リンクがある。図16は、図15の制御メッセージの理想的なフィルタ伝達関数を示す。] 図15 図16 [0028] 図17は、タイムスロットに関連する制御メッセージの別の例を示す。この場合、濃いグレーの周波数帯に関連する無線リンクは、薄いグレーの周波数帯に関連する無線リンクよりも強い増幅を必要とする。このような区別は、図12の各副帯域に2ビット以上を割り当てることにより得ることができる。図18は、図17の制御メッセージの理想的なフィルタ伝達関数を示す。より弱い増幅を必要とするリンクが、完全な増幅を必要とするリンクよりも部分的に抑圧されることに留意する。この手法の背後にある概念は、無線リンクを実際に必要な程度だけ増幅し、それにより、不必要な電力の消費および干渉の発生を回避することである。] 図12 図17 図18 [0029] これまで説明してきたFDMA複数搬送波システムでは、無線リンクに関連する副搬送波が1つまたはいくつかの連続した副帯域を占有すると仮定されている。しかし、これは必須ではない。例えば、いわゆる分散複数アクセスシステム(distributed multiple access system)では、無線リンクは、利用可能なスペクトルにわたって分散した副搬送波により形成される。上述した原理は、このようなシステムに対してもやはり適用可能であるが、アイドル副搬送波のフィルタリングはより困難であるように考えられ得る。しかし、上述したように、アイドル副搬送波の抑圧に対する要件がむしろそれほど厳しくないため、これは実際には問題ではない。したがって、より一般的には、FDMA複数搬送波システムの無線リンクは、利用可能な副搬送波のサブセットにより形成される。] [0030] 図19は、本発明による無線中継器制御方法を要約するフローチャートである。ステップS4はタイムスロットスケジュールを決定する。ステップS5は、決定されたスケジュール内にタイムスロットの増幅要求を含む制御メッセージを受信する。ステップS6は、受信した制御メッセージから増幅要求を抽出する。ステップS7は、抽出された増幅要求に応じてタイムスロット中に増幅をオン/オフする。制御メッセージが、増幅を要求する無線リンクに関連する副帯域を識別した場合、フィルタリングステップS8を追加して、増幅が必要な副帯域に属さない副搬送波を抑圧することができる。] 図19 [0031] 上記説明では、すべての移動体への信号、およびすべての移動体からの信号を、実際に実行する必要があるのか否かに関わりなく中継器が増幅することを回避する技法を説明した。しかし、従来技術の別の欠点は、セル内のすべての中継器が、いくつかの中継器が移動体から離れており、通信品質を強化しない場合であっても、移動体への信号および移動体からの信号を増幅することである。この状況を図20に示す。ここでは、基地局BSは、同じ制御メッセージをすべての無線中継器1〜4にブロードキャストするが、中継器2〜4は移動体MSから遠すぎて、通信品質を実際には強化しない。したがって、一般に、必ずしもすべての中継器ノードが信号を増幅する必要はない。] 図20 [0032] 上記問題は、セル内の各無線中継器に一意の(セル内で)識別情報(ID)を関連付けることにより、解決することができる。このようにして、個々の増幅要求を各中継器に送信することができる。制御メッセージ構造の例を図21に示す。この構造では、各中継器はそのIDにより識別され、各IDには個々の増幅要求が関連付けられる。中継器は、各自のIDのみを「リッスン(listens)」し、特定の増幅要求を抽出し、他のすべての要求は無視する。例えば、タイムスロット1では、図20の中継器3は、増幅要求1.3のみを見、タイムスロット2では、増幅要求2.3のみを見る。] 図20 図21 [0033] 通信システムが、カバレッジエリア内の中継器の位置およびアドレスを完全に制御する場合、アクティブ化すべき中継器の選択は、位置情報に基づくことができる。次に、ユーザ端末に達成可能な任意の場所関連情報を使用して、適切な中継器または中継器セットを選択することができる。正確な位置が利用可能な場合、このような選択はかなり簡単になる。他の場合、方向情報が利用可能であり得る。さらに、任意の特徴的な無線信号外乱等の他の場所関連情報も選択のために使用し得る。] [0034] システムが、中継器の位置について何も知らない場合、中継器がまったく存在しない場合であっても、以下の例と同様の手順を使用し得る。16個の中継器のアドレス空間が利用可能であると仮定する。信号品質は、特定のユーザ端末との通信で低いこと、すなわち、中継器支援の必要性が存在することが分かっている。基地局は、期間Δt中に利用可能なすべての中継器をアクティブ化する命令を送信する。信号状態が、このような対策により改良されることが分かった。中継器のうちの少なくとも1つが、ユーザ端末の割り当てに適切な場所にあったと結論付けることができる。期間Δtが経過した場合、中継器番号1〜8に動作継続を命令する新たな制御信号が送信される。品質の改良は同じままであり、中継器9〜16が改良に寄与しなかったことを示す。別の期間Δtの後、中継器番号1〜4に動作の継続を命令する新たな制御信号が送信される。ここで、改良が消失した。別の期間Δtの後、中継器番号5および6に動作を命令する新たな制御信号が送信される。改良がまだ見えない。さらに別の期間Δt後、中継器番号7に動作を命令する新たな制御信号が送信される。ここで、改良が再び見られた。中継器番号7が本状況に適切なものであると結論付けることができる。なお、システムはまだ、中継器番号7の正確な位置を知らない。中継器番号7が有効に使用されるという情報は、ここで、利用可能なすべての信号状態情報および場所関連情報に関連付けられると共に、好ましくは、日時、ユーザ端末タイプ、さらには加入者識別情報等の他の情報とも関連付けられ、経験データベースを改良する関連付けアルゴリズムに提供される。ユーザ端末が次に同様の状況を呈したとき、システムは、中継器番号7がよい支援候補であると結論付け得る。] [0035] 説明した実施形態内の各種ブロックの機能は、通常、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロ/信号組み合わせおよび対応するソフトウェアにより得られる。] [0036] 添付の特許請求の範囲により規定される本発明の範囲から逸脱せずに、各種変形および変形を本発明に対して行い得ることが当業者には理解される。]
权利要求:
請求項1 基地局において無線中継器制御信号を生成する方法であって、無線中継器増幅を必要とする無線リンクを決定するステップと、前記決定された無線リンクに関連するタイムスロットの増幅要求を含む無線中継器制御メッセージを形成するステップと、前記無線中継器制御メッセージを送信するステップとを含む、方法。 請求項2 各増幅要求は、タイムスロット中にアップリンク増幅およびダウンリンク増幅の一方のみをアクティブ化するコマンドを含む、請求項1に記載の方法。 請求項3 各増幅要求は、タイムスロット中のアップリンク増幅およびダウンリンク増幅の個々のオン/オフコマンドを含む、請求項1に記載の方法。 請求項4 無線中継器制御メッセージを送信するステップは、アイドル無線リンクに対してアップリンク増幅およびダウンリンク増幅の両方を非アクティブ化する要求を含む、請求項1に記載の方法。 請求項5 前記制御メッセージは、増幅を必要とする無線リンクに関連する副搬送波を識別する、請求項1に記載の方法。 請求項6 前記制御メッセージは、必要とされる増幅の程度を示す、請求項5に記載の方法。 請求項7 前記制御メッセージは、関連する無線中継器を識別する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。 請求項8 基地局装置であって、無線中継器増幅を必要とする無線リンクを決定する信号強度解析器手段(30、32)と、前記決定された無線リンクに関連するタイムスロットの増幅要求を含む無線中継器制御メッセージを形成する手段(34、36)と、前記無線中継器制御メッセージを送信する手段(A)とを含む、基地局装置。 請求項9 前記形成する手段(34、36)は、タイムスロット中にアップリンク増幅およびダウンリンク増幅のうちの一方のみをアクティブ化するコマンドを含む増幅要求を形成するように構成される、請求項8に記載の基地局装置。 請求項10 前記形成する手段(34、36)は、タイムスロット中にアップリンク増幅およびダウンリンク増幅の個々のオン/オフコマンドを含む増幅要求を形成するように構成される、請求項8に記載の基地局装置。 請求項11 前記形成する手段(34、36)は、アイドル無線リンクに対してアップリンク増幅およびダウンリンク増幅の両方を非アクティブ化する要求を含む制御メッセージを形成するように構成される、請求項8に記載の基地局装置。 請求項12 前記形成する手段(34、36)は、増幅を必要とする無線リンクに関連する副搬送波を識別する制御メッセージを形成するように構成される、請求項8に記載の基地局装置。 請求項13 前記形成する手段(34、36)は、必要とされる増幅の程度を示す制御メッセージを形成するように構成される、請求項12に記載の基地局装置。 請求項14 前記形成する手段(34、36)は、関連する無線中継器を識別する制御メッセージを形成するように構成される、請求項8〜13のいずれか一項に記載の基地局装置。 請求項15 無線中継器を制御する方法であって、タイムスロットスケジュールを決定するステップと、前記決定されたスケジュール内に、タイムスロットの増幅要求を含む制御メッセージを受信するステップと、前記受信した制御メッセージから前記増幅要求を抽出するステップと、前記抽出された増幅要求に従って前記タイムスロット中の増幅を制御するステップとを含む、方法。 請求項16 タイムスロット中にアップリンク増幅およびダウンリンク増幅のうちの一方のみをアクティブ化するステップを含む、請求項15に記載の方法。 請求項17 タイムスロット中にアップリンク増幅およびダウンリンク増幅を個々にオン/オフするステップを含む、請求項15に記載の方法。 請求項18 アイドル無線リンクに対してアップリンク増幅およびダウンリンク増幅の両方を非アクティブ化するステップを含む、請求項15に記載の方法。 請求項19 前記制御メッセージから増幅を必要とする無線リンクに関連する副搬送波を識別するステップと、前記識別された副搬送波を増幅し、増幅を必要としない副搬送波を抑圧するステップとを含む、請求項15に記載の方法。 請求項20 前記制御メッセージから必要とされる増幅の程度を識別するステップを含む、請求項19に記載の方法。 請求項21 制御メッセージが、前記メッセージを受信する無線中継器に関する識別子を含むか否かを決定するステップを含む、請求項15〜20のいずれか一項に記載の方法。 請求項22 無線中継器であって、タイムスロットスケジュールを決定するように構成される第1の解析器(22;22B)と、前記決定されたスケジュール内にタイムスロットの増幅要求を含む制御メッセージを受信する手段(A1)と、前記受信した制御メッセージから前記増幅要求を抽出するように構成される第2の解析器(22;22A)と、前記抽出された増幅要求に従って前記タイムスロット中の増幅を制御するように構成される制御ユニット(24)とを含む、無線中継器。 請求項23 前記制御ユニット(24)は、タイムスロット中にアップリンク増幅およびダウンリンク増幅のうちの一方のみをアクティブ化するように構成される、請求項22に記載の無線中継器。 請求項24 前記制御ユニット(24)は、タイムスロット中にアップリンク増幅およびダウンリンク増幅を個々にオン/オフするように構成される、請求項22に記載の無線中継器。 請求項25 前記制御ユニット(24)は、アイドル無線リンクに対してアップリンク増幅およびダウンリンク増幅の両方を非アクティブ化するように構成される、請求項22に記載の無線中継器。 請求項26 前記第2の解析器(22;22A)は、前記制御メッセージから増幅を必要とする無線リンクに関連する副搬送波を識別するように構成され、調整可能フィルタ(26)が、増幅を必要としない副搬送波を抑圧するように構成される、請求項22に記載の無線中継器。 請求項27 前記調整可能フィルタ(26)は、必要とされる増幅の程度を満たすように、識別された副搬送波を部分的に抑圧するように構成される、請求項26に記載の無線中継器。 請求項28 前記第2の解析器(22;22A)は、制御メッセージが前記無線中継器に関連する識別子を含むか否かを決定するように構成される、請求項22〜27のいずれか一項に記載の無線中継器。 請求項29 無線フレームのタイムスロットに関連する増幅要求を有する、無線中継器制御チャネルを含む無線フレーム構造。 請求項30 各増幅要求は、タイムスロット中のアップリンク増幅およびダウンリンク増幅のうちの一方のみをアクティブ化するコマンドを含む、請求項29に記載の無線フレーム構造。 請求項31 各増幅要求は、タイムスロット中のアップリンク増幅およびダウンリンク増幅の個々のオン/オフコマンドを含む、請求項29に記載の無線フレーム構造。 請求項32 アイドル無線リンクに対してアップリンク増幅およびダウンリンク増幅の両方を非アクティブ化する要求を含む、請求項29に記載の無線フレーム構造。 請求項33 増幅を必要とする無線リンクに関連する副搬送波を識別する制御メッセージを含む、請求項29に記載の無線フレーム構造。 請求項34 前記制御メッセージは必要とされる増幅の程度を示す、請求項33に記載の無線フレーム構造。 請求項35 前記制御メッセージは、関連する無線中継器を識別する、請求項29〜34のいずれか一項に記載の無線フレーム構造。
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